ヤング・フォー・エタニティー

franzkafka1232005-10-30

いつの間にかキッチンの戸棚にしまっていた包丁が盗まれていました。その表現が適切か否か真相は定かではありませんが、私のTESCOで買った7ポンドの安物包丁が消えてなくなってしまったことは紛れもない事実です。寮はオートロックで外部の人間が入ることはできないので、必然的に犯人は内部犯ということになります。犯人はパーティー・アニマルの隣人か!?はたまた冷血漢の彼女か!?意外や意外、笑顔が素敵な彼女が犯人!?いや、私は探偵ではないのでシャーロック・ホームズ気取りの犯人探しはやめておきます。やれやれ、先日はマックで愛用のシャープペンを盗まれたばかりだというのに。たぶん冷蔵庫の中のミルクの消費が激しい理由も他の誰かが飲んでいるに違いありません…苦笑。昨日、知人は学校の駐輪場で自転車を盗まれました。錠前で繋いでいたハンドルと前輪だけは残っていたそうです。お気の毒に。
多忙のため更新が滞っていましたが、10/27(Thu)、新進気鋭の若手UKロックバンド・The Subwaysのライブに行ってきました。場所は私の学校のキャンパス内にあるSTUDENT UNION。現地の知人から聞きましたが、前にFRANZ FERDINANDもライブを行ったようです。数日前のダイアリーにも書いたパブでoasisを歌った友人と同じ寮の友人、3人で酒を呷って意気揚々と乗り込みました。前座はThe Kooksというバンド。ステージの右側からギター・ボーカル・ベース・ドラムが横一列に並んだステージ構成が印象的でした。残念ながらこのバンドに関する一切の情報を持ち合わせていませんが、私が聴いた限りでは、「The MUSICと22−20sを足して2で割った」という印象でした。サイケデリックの中にブルースの要素が感じられ、それでいて要所要所にスカも取り入れていました。いわゆるFRANZ FERDINANDに代表される英国特有の「ごった煮」バンドと言うことができると思います。どの曲も細部まで抜かりがなくクオリティはとても高かったです。このレベルの無名バンドが英国各地でゴロゴロしているのかと思うと、UKロック・シーンの層の厚さというか、英国という音楽の土壌の豊かさを再認識せずにはいられませんでした。さて、日本人が現地でライブを楽しむ上で絶対に欠かせないことが一つあります。「ポジション取り」です。それは日本でのライブ以上に重要な意味を持ってきます。英国の成人男子の平均身長は178.1cm、女子は164.2cm。平均ですよ、平均!!場所によっては前に立っている人の後頭部しか見えないのです…私はThe Kooksのライブが終わった後、少しだけ人が空いた隙を狙って強引に2列目まで行き、真打のThe Subwaysが登場した混乱に乗じて最前列に到達、そのまま最後までポジションを確保することができました。後ろからの圧力が凄まじくて、彼らの代表曲「Oh Yeah」の時には圧迫死するんじゃないかと本気で心配しました…苦笑。18歳という平均年齢には似合わず、ライブ・パフォーマンスが抜群に上手かったです。特にベースのMary Charlotteがその可愛い顔に似合わず激しい動きをしていて、ライブに来ていた若者はみんな首ったけ。もちろん私も含めて。年甲斐もなくモッシュしすぎたせいで、ライブ後は軽い酸欠状態に陥りました。そしてTシャツの首周りが肩が露出するまで伸びきっていたとさ…泣。
写真はアンプによじ登ったボーカルのBilly Subwayがダイブする直前。ダイブ後、頭にタッチしたというか、一発、ひっぱたいてやりましたよ。
http://www.thesubways.net/
※余談ですが、サマータイムが終わったので、日本との時差は8時間から9時間に変わりました。