いつだって出会いはワンダフル

franzkafka1232005-10-18

火曜日の夜は、教会で開かれているThe Globe Cafeという外国から英国に来ている学生や労働者のための集会に参加しています。時間帯は8-10pm、場所はOxfordの中心街から徒歩で20分ぐらいのところにあるSt Andrew's Church。今、少しだけ調べてみましたが、1906-7年にかけて建設された比較的歴史の浅い教会のようです。閑静な住宅地の一角にあり、集会には現地のクリスチャンの方も足を運んでいます。参加費は無料。紅茶かコーヒー、そしてスナックが皆に配られます。そもそもどうして宗教を持たない私がこの集会に参加するようになったのかというと、同じコースに通う日本人の女の子に誘われたことがきっかけでした。彼女がバーで知り合って意気投合したジェシカという女性がこのイベントの運営者の一人だったというわけです。ジェシカと私には奇妙な共通点があります。現在、彼女は英語の指導者になるべく学校で教育の勉強をしているようですが、以前、日本の高校で英語を教えていた経験があるのです。それも、私の出身地・宮城県で。仙台市内の高校ではありませんが、仙台の事情にも非常に精通していて、私の実家の近くのことも知っていて本当に驚きました。彼女はいつも片言の日本語で私達を笑わせてくれます。「マジ」「早く」「ダメです」「失敗」「本当!?」etc、そんな単語の一つ一つが日本人の私にとってはとても微笑ましく感じられます。まさか英国に来て、現地人と「牛たん」の話ができるとは夢にも思わなかったです…笑。こういう不思議な縁を大切にしていきたいと考えています。さて、この夜のテーマは「The Bible」。窓際に並べたロウソクの光が幻想的な雰囲気を演出する中で、集会は静かに始まりました。クリスチャンではない私にとっては重いテーマでしたが、先週ジェシカから借りた日本語訳の新約聖書に目を通した浅見を簡単に話しました。その後のフリートークではドイツ、ポルトガル、中国、ブラジル、イタリア、多様な国籍の人達を会話を楽しむ事ができて良かったです。あ、ドイツ人の方から「WELCOME」にあたるドイツ語を教えてもらったので、記憶が曖昧になる前にここに書き記しておきます。私のダイアリーへ、ヘルツリッヒウィルコメン!!※仮に誤りだったとしても、責任は負いかねます…苦笑。
写真は集会が開かれているSt Andrew's Church。

「日本」という物差しはいらない

franzkafka1232005-10-13

今日は午後の1時から4時まで、「Foundation Economics」というモジュール(学校ではレッスンをモジュールと呼んでいます)を受講しました。ファンデーションというだけあって、経済学の基礎中の基礎を学んでいるのですが、英語で経済学の講義を受けるというのは、まだ滞在期間1ヶ月足らずのわたしには中々厳しいものがあります。予習として講義前にはテキストは必読ですが、これがまた理解するまでに膨大な時間を要してしまいます。余談ですが、経済学のテキストは約35ポンドもしました。日本円に換算すると1ポンドが約200円ですので、7000円もする計算になります!!こんな厚さ1.5cmの本が広辞苑とほぼ同価格だなんて、ちょっと信じられません…苦笑。その他のモジュールのテキストも日本と比較すれば高いと言わざるをえません。コンサルティング会社大手、マーサー・ヒューマン・リソースコンサルティングが発表した世界の都市物価ランキングによれば、トップ3は東京が1位(134.7)、大阪が2位(121.0)、ロンドンが3位(120.3)となっています。※このランキングはニューヨークの物価指数を基準値の100に設定しているようです。ちなみにニューヨークは13位。「住宅不動産、交通、外食、娯楽など200項目あまりの価格を調査し、物価指数を算出した」とのことですが、実際にイギリスで生活を始めて痛感することは、生活必需品の類は明らかに日本より上です…もし100円均一ならぬ1ポンド均一のショップがあったならば、大繁盛すること間違いないです。日本の企業の方、何卒よろしくお願いします。ちなみにロンドンではユニクロ無印良品を見かけましたが、どちら現地人に快く受け入れられているようで嬉しかったです。何はともあれ、寮で自炊をしているわたしは目下、エンゲル係数を下げることで頭がいっぱいです…これからイギリスへ旅行なり留学で来られる方に買い物をする際の秘訣を一つだけ。表示価格を日本円に換算する癖を早く直しましょう!!レストランに入って、メニューとにらめっこをするはめになります!!
ビリヤードに興味のない方には退屈な話になると思いますが、現在、スヌーカーの聖地・イギリスでは、Grand Prixというランキング・トーナメントが行われています。TVのないわたしにとっては大変有り難いことに、BBCのサイトのスポーツ欄から試合のLIVE中継を観ることができるので、毎日パソコンの前に釘付けになってしまいます。※UKのユーザーのみ視聴可能。でも、やはりイギリスといえばフットボール。来月、ボルトントットナムの試合を友達と観戦に行く予定です。中田選手の勇姿をこの目に焼き付けてきます。
写真はロンドンの無印良品。わたしは部屋用のスリッパを買いました。可愛らしいボーダーのスリッパです。

栗の木から栗の実が落ちるように

franzkafka1232005-10-12

かれこれ2ヵ月半ばかり滞っていた更新を今日から再開したいと思います。時間の経過は情け容赦なく、渡英後、早1ヶ月が経とうとしています。英、Oxfordは今日も曇り空。午後から来週のプレゼンのためのミーティングがあります。Oxford、Headingtonにあるシャーク・ハウスという奇妙な建物について只今調査中。シャーク・ハウスとは、BBCラジオDJとして現地では比較的有名なBill Heine氏が1986年、長崎原爆投下から41周年にあたる8月9日に自宅の屋根に鮫を突き刺した極めて奇妙な一種のアート作品です。芸術関係に疎い私には理解できませんが、テーマは要するに核廃絶を訴えた「PEACE」ということになるのでしょうか。先日、同じグループの女の子とシャーク・ハウスの前で近隣に住む住民にアンケートを行いましたが、皆、口を揃えて「あの建物は不快だ、唯一のメリットは自分の家がシャーク・ハウスの近くにあると言えば誰もがその場所を理解してくれるということだけだね」と冗談交じりに語ってくれました。何故、シャーク・ハウスは嫌われているのか?その理由はオーナー・Bill氏のメンテナンスにあります。当人はシャーク・ハウスを自宅として利用しており、毎日そこで暮らしているとコメントを発表していますが、家の実情は生垣や雑草は伸び放題、窓ガラスは汚れ、壁のペイントは所々剥がれ落ち、誰の目に見てもとても人が住める環境とは思えません。わたしがシャーク・ハウスを訪れた時には、Bill氏の代わりに数羽の鳩が家の中に住んでいました…苦笑。どうやら鮫と屋根の接合部分に隙間があり、鳥たちが自由に家の中へ出入りしているようです。また、住民の方は老朽化した家の屋根に設置された重さ約400kgもあると言われる鮫のオブジェが何らかの原因で落下する危険性がないかどうか、安全面でも大変懸念をしているようです。プレゼンにおける私の担当はコンクルージョン(結論)。アートとしてのシャーク・ハウスではなく、長年放置されたシャーク・ハウスがはらむ近隣住民との間の問題点をメインとして掲げ、その解決策と模索していきたいと考えています。すでに英語の原稿はできているのですが、果たしてこれを暗記してクラスの前で発表できるのか否か、不安がないと言えば嘘になります。
数日前、UKのamazonにてCDを注文しました。
Remixes/Victor Davies
Bah Samba/Bah Samba
Wanderlust/Sandboy
My London Friends/Marco Di Marco Feat. Nathan Haines
それにしてもOxfordのHMVの品揃えの悪さには愕然とします…先週末、ロンドンを訪れた際に3軒ほどHMVを見ましたが、残念ながら満足のいくものではありませんでした。店にもよると思いますが、日本のHMVは世界に誇れます。外国のamazonで買い物をするのは初めてなので無事に到着すればいいですが、聴いたら簡単なレビューでも書きますね。
それから、
SUMMER GODDESS/Soil&"Pimp"Sessions
eastview/Monkey Majik
の2枚を日本から送ってもらう予定です。
Monkey Majikは以前お世話になったことのあるカナダ人の先生が中心となって活動しているバンドです。現在は教職をお辞めになって音楽に専念しています。オリコンのインディーズ・チャートにも名前が載っていて驚きました。彼が日本語で歌うメロディは、上手く言葉にできないですが、外国人特有の微妙なイントネーションが胸にグッときます。気になった方はHPをご覧下さい。最近はアシッド・ジャズ、ブラジル音楽、キューバ音楽、もしくはそれらの要素を含んだ音楽を中心に聴いています。おすすめのCDがあれば、教えていただけると嬉しく思います。
写真は問題のシャーク・ハウス。

franzkafka1232005-07-26

雨がアスファルトを激しく打つ音で目が覚めた。新聞の天気予報欄によれば台風7号が接近中で降水確率100%。やれやれ、今日は映画を観に出かける日だというのに。私はリビングのカーテンを開けて、窓から外をしばらくぼんやり眺めていた。自宅の庭で飼っているめだかは大丈夫だろうかと不安になるような豪雨だった。何を隠そう、数年前から親父は絶滅の危機に瀕しているめだかを養殖している。彼曰く、めだかはとてもデリケートな生き物であるからして、ちょっとした水質、水温の変化で死に至るらしい。どうせなら自然に限りなく近い環境で育てたい、そのポリシーがたたって庭にめだか用の人工池まで作ってしまうほどの「めだか狂」なんだ、うちの親父。私はかねがね男と女の真の友情なんて、そんなのありえっこないとずっと思っていたけれど、その既成概念を打ち破ってくれたNさんと映画の約束があった。最近は悪友のYと3人でよく酒を飲む仲である。お互いユースケ・サンタマリアの独特のキャラクターが好きだったというだけの理由で「交渉人 真下正義」を観に行く予定だった。が、近場の映画館では疾うに公開が終了していた。どういう経緯でそういう羽目になったのかは定かではないけれど、兎にも角にも地下鉄で長町まで行き、モールのMOVIXで「電車男」を観た。こういう発言は手厳しい批判を浴びるかもしれないけれど、私は邦画を一方的に毛嫌いしていた。確かにヴィム・ヴェンダースの影響で小津安二郎を観た時は心を打たれた。でも、昨今、日本映画は日本文学と同様に衰退したものだと勝手に思っていた。昨年、「世界の中心で愛を叫ぶ」や「いま、会いにゆきます」が大ヒットした時、周りの会話にまざれずにもどかしい思いをしたけれど、安易な動機で邦画なんぞに金を払ってはいけないと自分に言い聞かせた。丁度、その日はレディースデーで、Nさんは千円、私は一般料金。「電車男」に1800円を払うなら、個人的には「皇帝ペンギン」が観たかったけれど、もう後戻りはできず、キャラメル・ポップコーンのMサイズを買ってシアター内へ。上映が始まる前に、隣の席へ座っていたカップルの女性がポップコーンを思い切り床にぶちまけて、密かにその笑いを堪えるのが私は大変だった。映画は最初から2ちゃんねる用語の連続で行く末が心配になったけれど、予想外に面白くてびっくり。あまりにも煮えたぎらない電車男に最初から最後までイライラしっぱなしだったけれど、エンターテイメントとしての邦画はまだまだ捨てたものじゃないと見直した。ごめんなさい。Nさんがお気に入りのバーで一杯やろうと言うので、地下鉄で五橋へ移動。しかし、肝心の店は臨時休業。仕方なく昔ダーツをやりに何度か飲みに行った隣のバーへ。どうやら店は改装したばかりらしく、とても洒落た雰囲気で、新しいソファーの座り心地が抜群だった。マスターが私のことを覚えていてくれた。嬉しかった。ギターの生演奏を聴きながらうっとりしていたら、たまたま仕事帰りのKが来た。驚いた。3人で近況報告や世界水泳の話をした。Kは風邪気味だからと言ってホットワインを飲んでいた。酒を飲んでいる間中、Kが着ていたレッチリのTシャツが、なぜか私はずっと気になっていた。

franzkafka1232005-07-23

幼馴染みのJは自他共に認めるアブノーマルな性的嗜好の持ち主である。しかし、それは例えば彼がロリコンであるとか、露出狂であるとか、排泄物を喰うとか、獣姦マニアであるとか、そういう意味でのアブノーマルではない。彼はまるで初めて自慰行為を体験した時のような、あの無垢な性衝動を今も変わらず持ち続けているが、そのことが彼自身の性生活をアブノーマルたらしめているという意味である。性に対する極めて純粋な好奇心・探究心とでもいうべきものが彼を突き動かす原動力として、私のようなノーマルな人間(性的にノーマルな人間の定義とは何かという議論はここでは避けさせて頂くが)とは異なる世界に彼を制約し続けているように思える。その穢れのない性衝動のベクトルは決して単なる快楽としてのセックスへは向かっておらず、性という深遠なテーマに対する回答を彼なりの方法で必死に模索しているかのようだ。Jと私は幼馴染みであり、お互いの人生観を曝け出して語り合える関係であり、古くからのビリヤード仲間でもある。あの日はホームのビリヤード場で3時間ほど玉を撞いて、それから行く当てもなく彼の車でドライブをした。近頃、彼はガソリンが絶えず満タンじゃないと落ち着かないという奇病に悩まされている。途中でセルフサービスのガソリンスタンドに寄った。数年前から煙草を止める止めると口癖のように言いながら、彼は決して止めようとはしない。女性が吸う細長い煙草を口に銜えながら、彼は切り出した。「この前、色々とゲイについて熱く語り合ったじゃん?!後で冷静になって考えた時に、果たして自分が100%ゲイじゃないと言い切れるかどうか、なぜかすごく不安になったよ」「いや、それは考えすぎだって、現にJには3年も付き合っている彼女がいるじゃん、本気で好きなんだろう!?」「それはそうなんだけど、もしかしたらおれはバイセクシャルかも知れないしさ、その不安に打ち勝つことができなくて、とりあえずゲイのサイトをみてみたんだ」「ゲイのサイト!?」「そう、ゲイの実体を知れば自分自身を客観視できるんじゃないかと思ってさ、彼らの出会い系サイトの掲示板に書き込みをしたんだ」「おいおい、冗談でしょ、一体、何て書き込みをしたんだよ!?」「なかなか出会いがないので書き込みをします、歳は22、フ○ラとかしたことがないんですが、してみたいと思っています、仙台に住んでいる方がいたら連絡下さい、そんな感じで」「本気!?それで!?どうなったの!?まさか終わりじゃないでしょ!?」「北仙台に住んでいるっていう24の男から連絡が来たよ、それで携帯のアドレスを交換してメールしてみたんだ」「おいおい、すごい展開だな」「それでさ、すぐに会おうってことになって、今日の午後に会ったんだよ」「はぁ!?え、え、嘘でしょ!?」「いや、マジマジ、ジャスコの2階の男子トイレの前で待ち合わせってことになって、実際に会う気はぜんぜんなかったんだけど、どんな男か気になってさ、とりあえず見るだけ見ようと思って、早めに行って隠れて見張ってたわけよ」「いやいや、その時点でおかしいって気づこうよ」「話はここからなんだけど、それっぽい男が時間通りに来たのね、おれ、目が合っちゃってさ、こっちに向かって歩いてきたんだよ」「おいおい、なんか嫌な予感がするぜ」「そうしたら、いきなり、先にトイレの奥の個室に入って鍵は掛けないでおいて、って言われてさ、もう逃げられないじゃん、どうしようもなくて入って何分か待っていたら、そいつが個室に入ってきた」「おいおいおい、絶体絶命だから」「もう入ってきた瞬間にディープキスされて」「え!?舌、入れられたの!?」「もちろん、そしてパンツを脱ぎ出してさ、おれ、便座に座ってたから、ちょうど目の前にそいつのチ○コがあるわけじゃん、一言、フ○ラ、やってみたいって言ってたよね」「……」「……」「まさか、やったの?!」「やったよ、もうやらざるをえなくてさ、先の方だけ、すげー臭かったよ、そいつと別れて死ぬほどウガイしたけど、まだ臭いが残っている気がする、そしてチ○コの感触も残ってるよ」「……」「おれは確信したね、おれは100%ゲイじゃないって、そして神に誓ったよ、二度と女の子にフ○ラは強要しないって」これはノンフィクションである。
ジム・ジャームッシュ監督の「ダウン・バイ・ロー」を観賞。ロベルト・ベニーニは本当に素晴らしい役者だと思う。彼の演技がダイレクトにその映画の性格すら決定づけてしまう。それだけの影響力を持つ役者は数多くはいない。彼はこの映画で共演したニコレッタ・ブラスキと後に結婚。あのダンスシーンを見る限り、とてもお似合い。
明日は草野球の試合。地元の元ヤンとかが集まってチームを結成。後輩チームとガチンコ勝負。
追記。7/24(Sun)の試合は2試合とも敗戦。守備は軽快な動きを見せられたけれど、打つ方は最悪。定期的にバッティングセンターとかでバットを振ってないとヤバイなと痛感。一日中、外でバットを振ったりボールを投げたりしていたもんだから、すげー日焼けして肌がヒリヒリする。そして案の定、全身筋肉痛でロボ・コップみたいな動きしかできない自分が泣けてくる。みなさん、UV対策を忘れずに。

franzkafka1232005-07-15

母親が法務局へ用事があるというので、ホテルの下にある小洒落たレストランで共にランチを食べた。私は本日のランチを、彼女はレディースランチを注文して、東京で働く兄やアスベスト被害の問題について話し合った。面と面を向かい合って話をしていたら、彼女の生え際の白髪が気になったので、「美容室、そろそろ行った方がいいよ」とさり気なく提案してみた。その白髪の一番の原因はたぶん私だろう。そう考えると胸が少し苦しくなった。店を出て、交差点のところでお互いの今日一日の健闘を誓い合って彼女とはバイバイ。最近、喫茶店で勉強をすることが多い(どうも図書館の雰囲気というのは重苦しくて自分には馴染めないので…)。本格的に禁煙生活を始めてからは、受動喫煙を避ける意味合いもあってスタバを贔屓していたけれど、なんとなく今日は店に入るのを躊躇してしまった。というのは、前に世話になったことのあるG先生(オーストラリア出身)と遭遇すると気まずいから。今年に入ってG先生とは何度かスタバで出くわし、いずれの機会も私は参考書を広げて英語学習に励んでいたため、ちょっとした個人レッスンみたいになってしまった。いや、それ自体はとてもありがたいことなんだけれど、その都度、つくづく会話にアドリブのきかない自分が嫌になる。周りに腰掛けている人達の反応は、とても正直。え!?この人、ガイジンと知り合いなの!?さっき化粧直しに行く時にちらっと見えたけど、そういえば英語の勉強してるみたいだったわ、こんな頭のわるそうな若者でもやればできるのね、どれどれ、わたしだって中・高は英語を習ってたんだから少しは理解できるわよ、ハロー、マイ・ネーム・イズ・マリコ、ナイス・トゥー・ミーチュー、アイ・アム・トウェンティー・エイト・イヤーズ・オールド、アイ・ハブ・スリー・シスターズ、マイ・ホビー・イズ・プレイング・ピアノ、バット・アイ・アム・ノット・ア・グッド・プレイヤー、シー・ユー・ネクスト・タイム、テイク・ケア、そのぐらいわたしだって喋れるんだから、え!?うそ!?なんだなんだ、この子、ぜんぜんわたしと同レベルじゃーん。そう露骨に顔に書いてありますぜ、お隣のお嬢さん。そんな情けない理由もあってG先生とは会いたくないんだよ。しかもね、ここからが問題なんだけれど、いずれの機会もG先生は女生徒と待ち合わせ。この前なんか、すげースケベ顔しながら、「今日はここの店に飲みに行くんだよ、リサーチしたら雰囲気が抜群にいいらしんだ(英)」ってhot pepperの切り抜きを見せられた。なんて用意周到な奴なんだ!!やっぱりそうか!?今、確信したよ!!こいつ、ぜったい女生徒と○○○する気だよ!!もし日本の教師が女生徒とプライベートで密会しているのが見つかったら大問題だと思うけれど、なんかG先生ぐらい堂々としてると逆に気持ちがいいな。がんばれ、G先生。そんなわけで、今日はエクセルシオールカフェでピアノ伴奏を聞きながら勉学に精を出した。帰りにLoftのHMVで働く友人へ顔を出して、おすすめ音楽情報を教えてもらった。ただでさえ15周年セールで忙しいのにゴメん。7/27、JASON MRAZの2ndが楽しみ。ちなみに彼のガールフレンドも8月にデビューアルバムを出すらしいよ。彼氏の七光りじゃないといいけどね。
写真はJASON MRAZのファーストのジャケ。下はHP。
http://www.wmg.jp/jmraz/index.html

franzkafka1232005-07-12

今夏のイギリス留学を控えて、怠惰な僕にしては恐ろしいぐらい順調に準備が進んでいる。今現在、取り掛かっているのはクレジットカードの作成と安い航空券を探すこと。先週、イギリス大使館にて一つの難関だと思われていたビザを無事に取得することができた。ちなみにSTUDENT VISAの申請手数料は85ユーロ(もちろん多少の変動はありますが、約17000円)。前にダイアリーの中でも書いたけれど、渡航前の準備の一環として、親知らずの抜歯のために最近まで歯医者へ通っていた。留学経験がある方のサイトを閲覧中に、外国では保険が利かない?医療費が高い?ので、歯医者の治療は日本国内で済ませておくべきというアドバイスがあったので、前々からその厄介な生え方のために歯磨きをてこずらせていた親知らずを思いきって抜こうと思い立ったのだった。が、親知らずの抜歯について前もって知識を頭に入れておこうとネットで検索した途端、それがやっつけ仕事的なものではないと激しく痛感させられた。はっきり言っておきます。親知らずを抜こうか抜くまいか考え中であるという方は、他の方の「私の親知らず抜歯体験談」なるものは決して安易に読まないことをお勧めします。読んでしまった体験談にもよると思うけれど、最悪の場合、おそらく永遠に抜く気力が失せてしまう可能性があります。しかし、「おれはへっちゃらだぜ」と何歳になっても抜かずに強がっていると、親知らず(下の歯の場合)の根が成長し、顎の骨とくっついてしまうことがあるそうです。「そうなると抜歯が数倍厳しくなるんだ、大方の歯を切除してから少しずつ根っこを削って骨と平らにしていきます」とは主治医の先生の談。「アスヲさんは本当にいい時に抜きにきましたね」とニッコリ微笑まれても困る。マジで?そ、それにしては痛かったっすよ、先生。僕の場合、右上→右下→左上→左下の順番で抜歯を行ったんだけれど、2/4を抜き終わった段階で本気でばっくれようかと考えた。診察カードの裏に書かれた予約日の時間帯が近づくにつれて、溜息の数が自然と増えていった。何はともあれ、すべての親知らずの抜歯が終わった今、穴に食べ物が詰まりまくるという弊害はあるけれど、まるで1000ピースのパズルを完成させた直後のような天にも昇る気持ちだ。YAHOO!YAHOO!話にはまだ続きがあって、それ以来、やたら歯の健康が気になって仕方がなくなってしまった。Loftへ行く度に歯磨き系グッズの欄の前で立ち止まって、気がつけば物色している自分がいる。肝臓を悪くして医者から酒も煙草も控えるように忠告されて以来、ほぼ禁煙生活を続けているけれど、ずっと前歯のニコチンによる汚れが気になっていた。まず、それをOra2 POINT STAIN CREANERで見事に消し去ることに成功。使用上の注意の欄に、「力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷めてしまう可能性があります」と書いてあるけれど、そんな軟弱な力加減じゃステインの頑固な汚れは落とせないっす。シールを剥がす時に失敗して残ってしまったベタベタを取るぐらい力一杯いった方がベター。そして安物の電動歯ブラシとPEELUという歯磨きパウダーを購入。「真っ白な歯をもつアフリカやインドの人々が千年以上に渡り歯ブラシ代わりに愛用しているピールの木をそのままマイクロパウダーにしたもの」らしい。歯磨き後の後味は最悪だけれど、これで歯が白くなるんだったら最高。近頃、日ハムの新庄剛志選手の白い歯を想像して意味もなく小踊りしたくなる。新種の病かしらん。現在、両親及び友人らに歯の尊さを伝導中。はっきり言ってウザがられている。
写真はMY電動歯ブラシとPEELU。